新潟県は西に日本海、東に県境の山々をひかえ、西高東低の気圧配置から生じるもっとも厳しい冬の季節風をまともに受け、豪雪地域として知られている。越後平野中央部では豪雪地域からは外れているが、山間地域の融雪の時期に間接的に河川の増水という形で豪雪の影響を受ける。年間雨量の40から50パーセントは11月から2月の冬季間の積雪で、山間地では多くは積雪として蓄積される。河川ではむしろ冬の時季は渇水期で、4月から5月の降水量が最小になる時期に融雪による出水が続く。雨や雪などで流水の形で越後平野へ流す信濃川は、流路延長367キロメートルと日本一で、年間流出量でも利根川の約二倍で日本一である。流域面積では利根川、石狩川についで第3位だが、信濃川の下流域の流量は、遠く長野県まで広がる全流域にわたる積雪や降雪の影響を大きくうけている。