大半は水田と畑からなる耕作地で占められている。耕作地でもその大半を占めるのは、耕地整理された灌漑で整った水田である。そこには、稲作にともなって日本にやってきた植物からなる水田雑草群集が見られる。灌漑が整備される前の湿地であったころには、湿性の植物からなる群落が発達していたと考えられるが現在は一年の約半分は水のない乾田になるため、そこに生息する植物の様子も異なるっている。水田や畑が耕作をやめ放棄された場所や、他から土砂を運んで来て埋め立てて作った造成地には、種々の帰化植物主な構成種とする植物群集が多く見られる。舗装された広域農道と水田や畑との間の狭い空間には雑草郡がある。群集を構成する種は帰化植物も多いが、春季と秋季での構成種は異なり、その景観も変化する。水田の中を縦横に走る未舗装の農道には、カゼクサ、チカラシバ、オオバコなど踏み付けられても強い植物からなる踏跡群集がみられる。