深海底と地上の気候の変化

200万年前頃から、越後山地がさらに上昇を続け、信州地域が広く陸地に変わり始めた。東頸城から魚沼地域も浅い海やデルタあるいは扇状となり、海の時代に別れを告げた。古魚沼平野の誕生である。とはいえ、蒲原地域は500メートル以上の深い海底で、日本海と繋がっていた。蒲原山地は陸になっていたが、新津丘陵や西山丘陵は海の底であった。この海岸線しだいに北と西へ移動し、約160万年前の第四紀の始りには、十日町から高柳町付近に達した。新しく誕生した海岸低地には、オオバタグルミやメタセコイヤの巨木が広く林として茂っており湿潤で暖かい気候であった。約1000万年前には海岸線が小国町周辺まで北上したが、気候はやや冷涼になり、落葉樹が多く、ブナ林に変わり始めた。このころ、ムカシマンモス象の群れが鹿などとともに大陸から対馬海溝にできた陸橋をわたり、新潟の古魚沼平野までやってきた。魚沼地域が広く陸に変わり始めたころから、地球の寒冷化がさらに進んだ。

深海底と地上の気候の変化