日本列島と日本海の誕生

現在の日本海側の各地は、その当時、アジア大陸の東のへりにあたり、大平洋に直接のぞんでいた。そこでは、2000万年前から火山活動が活発に激しくおこりはじめ、大地が陥没したりした。1700万年前ごろになると大平洋の海水がこれらの陸地に広く進出し、花つな状に並ぶ島々の列がつくられたりした。日本列島の最初の姿ともいえる。この海には暖流が南から北上し、北海道まで達していた。富山にはマングローブ林もみられる熱帯の海であったし、新潟も同じ景観であった思われる。その後、この熱帯の海は、約1400万年前から深くなり、日本海の前身と見られる大きな海に変わった。暖流は弱まり、やや冷たい海に変わった。中部山岳の山々から運び出された土砂が広大な海底扇状となって海底に堆積した。このような海は700万年前までごろまで続いた。新潟県の石油や天然ガスは、この海に堆積した生物の遺骸や有機物から生まれた。角田・弥彦山地はには、この時代の海に噴出した海底火山の岩石が露出し、県天然記念物である間瀬の枕状岩石やシーサイドラインの海岸の黒い岩肌を作った。

日本列島